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精神疾患と認知機能①

aoimentalclinic

ここ数年、精神疾患と認知機能の関係に興味をもつようになり、当院ショートケアにおいても「認知リハ」という名前で認知機能トレーニングプログラムを導入しています。


認知機能というのは、簡単に言えば私たちが持っている情報処理能力のことであり、日々の生活に欠かせない力です。


このブログを読んでくださっているのは、ご自身が精神疾患を患っている、あるいは親しい人が精神疾患を患っているという方が多いと思いますが、例えばこういったことはないでしょうか。


料理を以前のように段取りよくこなせなくなった

買い物に出ても、何を買いにきたのか忘れてしまうことが増えた

本・書類を読んでも内容が頭に入ってこなくなった

物や人の名前がスムーズに出てこなくなった


こういった変化は、認知機能の低下によるものかもしれません。


研究の中で、様々な精神疾患において認知機能の低下が起こること、認知機能の低下が病気の予後に影響することがわかってきました。


精神疾患の症状の多くは脳内の神経伝達物質の分泌の異常によって起こってきます。

認知機能も脳に備わっているので、神経伝達物質の分泌異常の影響を受け機能低下が起こってしまうようです。


不思議なことに、治療によって精神疾患の症状が改善したとしても、同時に認知機能も改善するというわけではないため、精神疾患の症状は良くなったのにどうも以前と同じように日常生活をスムーズにこなせないということになります。


そのため、最近は精神疾患特有の症状が良くなることだけでなく、認知機能の回復も視野に入れた治療を行うことが患者さんの人生にとって重要だという考え方が広まってきています。

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