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睡眠と飲食②

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カフェインを含む飲み物以外では、アルコールにも覚醒作用があります。

睡眠の観点からは、お酒も摂取を控えた方が良いと言われています。


アルコールを飲むと体も気持ちも緩んで眠りやすくなるという理由で寝酒をする方もいますね。


実際、アルコールは寝付くまでの時間を短縮させる効果があります。

しかし、アルコールは睡眠の後半の質を下げるとされています。

深い睡眠が減る、夜中に目が覚めやすくなる、睡眠時無呼吸を起こしやすくするなどがあり、トータルで見ると睡眠の質を低下させていると考えていいでしょう。


また、寝付くまでの時間を短縮させる効果についても、同量のアルコールを連日摂取しているとその効果が失われるとされています。

同じ量を飲んでも眠気が生じにくくなるため、寝る時間が遅くなったり、何とか寝ようとしてアルコール摂取量が増えていってしまう可能性があるということです。


入眠をアルコールに頼っていると、睡眠の質は低下し、寝にくくなって睡眠のリズムも崩れ、さらにお酒が増えて…と、体にとってあまり良いことになりません。


アルコール依存の問題に発展していく可能性も考えると、眠るためにアルコールを必要な状態になっている方は、早めに睡眠導入剤の利用を検討した方が健康的という見方もできます。

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